フィリピンは怖いところ
私がフィリピンで経験した恐いことをお話します。タイトルからたぶん皆様が連想されたようにこれはフィリピンの治安に関することです。私は、授業が無い土日によくカフェに行き勉強をしていました。だいたいいつも夜の7時ごろまで勉強するのですが、この日に限っては8時ごろまで粘っていました。よくがんばったな〜と自画自賛しつつ、今日の自分の勉強の捗りや成果に少し気分が高揚していました。(こんなことで幸せになれてしまうのです!)私がよくいくカフェというのがバギオの真ん中を走る大通り沿いにある建物の最上階5Fにあります。ここからの眺めというのが中々の絶景で、勉強の合間に景色を眺めてはリフレッシュしていました。いつも見ているこの風景でずっと気になっていたところがありました。少し離れたところに公園の中に大きな池があって、休日の昼は人でにぎわっていました。見ているだけで心が躍ったものでした。
さて、今日の勉強を終えて帰路につこうかと思いきや、私の心に魔がさしたのかあの公園に行って見たいという焦燥に駆られました。夜も浅くこの大通りには人があふれていましたので、これぐらい人がいるなら公園へ行っても大丈夫だろうと考え、少し寄っていくことにしました。大通りから500mぐらい離れたところにその公園はあるのですが、通りを離れるに連れ人が減っていくのが分かりました。
途中で・・・このペースだと公園には人がいないのではないか?それはかなり危険だ!
と長年鍛えてきたセンサーが、私に警告を発しています。しかし、私には「恐いものみたさ」という厄介な癖がありまして、危険な状況に陥れば陥るほど引き返せなくなるといった妙な冒険心のようなものがあります。と、言いましても、危険危険といわれているフィリピンですが、今までそんな経験もしたことないし、言われるほど危険じゃないのではないか?と楽観的な考えが後押しし、結局公園まで来てしまいました。そのときには周りには人影がなくなっていました。ただ見通しの良い場所でしたので、誰かがきたら気づくことができると考えていました。待望の池に着いたからといって特に何もすることが無かったのでしょうがなく写真でも撮るかということでカバンからカメラを取り出しました。(やっぱり人で賑わっているときにくるべきでした)取れた写真もフラッシュが弱いのか今ひとつ出来が良くなく、「そういえば何をしにきたんだっけ?目的なんかないさ、そこに公園があったから来たのさ」と自分の世界に入りつつ、一つ冒険を終えたということにして引き返すことにしました。ここであることに気づきました。(見通しが良いとは申しましたが、この公園には外灯の類が一切なく、近くの町の明かりでほんのりと周りが見える程度でした。)アラームが全開で私に警告を発してきます。私の後ろ100mを男とも女ともわからない2人組みが怪しい足取りで近づいてきます。どうやら私が気づいたと思ったのかこちらに向かって走ってくるではありませんか・・・。私の心境はこうです。
えええええええええええええええ!!???
日本でノホホンと暮らしてきてこんな経験は今まで当然のことながらしたことのない私ですが、意外とすんなりと動き出すことができました。人通りがあるところまでは300mほど、2人組との差70〜80m。亀ですがウサギ並みに全力疾走しました(したつもりです)。幸いなことに、私が走り出したとみるや2人組はすぐに諦めてくれたようです。アドレナリンが体を駆け巡り、心臓がバクバクと音をたてているのがわかります。気持ちも落ち着いたところ一つ気づいたことがあります。手にはカメラしか
あ・・カバンがない
どうやらそういうことだったみたいです。カバンがトカゲの尻尾的な役割を果たしてくれたようです。カバンの中身は、参考書とノートと筆記用具+αだったので金銭的な損失はありませんでした。何より怪我一つ無く無事でよかったです。
これは私の安全に対する意識の低さが招いた、いわば自業自得の結果です。ですが、私がこのエピソードを用いてお伝えしたいのは、事実として、この国は日本より本当に危険だということです。今まで23年間、こういったトラブル無しに生きてきた私が、たった3ヶ月の間の一つの気の緩みから、このような恐い思いをしてしまうほどフィリピンの治安の基盤というものはもろいのです。
・・と言ってもこんな浅はかな行動をとるのは、私だけ??
その他
これ以外にもなんどかスリにあいかけたこともありました。バギオの人の多い大通りを歩いていたときのことです。そのとき上着のポケットにミュージックプレイヤーを入れていたのですが、何かコードが引っ張られるような感触がしたのでどこかに引っかかってる?と思いポケットに手を伸ばすと、そこには知らない人の手があってビックリしました。しかもそのスリは大胆な事に私に気づかれたと言うのに走りさろうとはせず、悠々と徒歩で離れていきました。一瞬追いかけようとしましたが、トラブルに巻き込まれるのも嫌だったのでやめておきました。こういったことが合計3度ほどあったのです。大事なものはカバンに入れるか、深めのポケットに入れるようにしましょう!!
 |